
「あの子たち、あなたのグッズ見て、ずるいって言ってた」黙っていた私が、個人チャットを開いた
あの子のレアグッズを囲んだ帰り道から、2人の言葉はとげを持ち始めました。その場に合わせていた私が入力欄に向かうまでの話です。
返されなかった吹き出し
始まりは、ライブ終演後の帰り道でした。彼女が交換で手に入れた限定のグッズを見せてくれたとき、ほかの2人の相づちが急に短くなったのです。解散後、共有アルバムには彼女が追加した集合写真が並び、「今回楽しかった!ありがとう〜!また行こうね♡」とメッセージが届きました。2人はそれだけを返さないまま、別の話を進めていきました。私はどちらにも返事をする形で、その場をぼかしました。
流されたままの数日
数日のうちに、2人は彼女のSNSをブロックしていました。3人のやりとりでは、彼女のグッズの話ばかりが続きました。ずるい、自慢に見える、一緒にいると比べられる。聞くたびに違うと思いながら、私は話題が流れるのを待つだけでした。彼女が追加した写真が、誰にも触れられないまま沈んでいくのを、毎回見ていたのに。