
「俺の金で生きてる自覚ある?」と送ってきた彼に、私が返した1枚の通帳の写真
既読はすぐについたのに、返事は来ませんでした。
「半分お願いできる?」への返事
同棲を始めて2年、家賃9万円は彼、食費や光熱費、日用品は私と最初に決めていました。給料には差がありましたが、毎月かかる金額をざっくり出したうえで、お互い納得した分担でした。
洗濯機は2人で選んだものです。
「洗濯機、買い替えの半分お願いできる?」
そう送ると、既読はすぐにつきました。
「俺の金で生きてる自覚ある?」
画面を上に戻して、自分の文面を読み直しました。半分、と書いてあります。
怒るより先に、彼は私が毎月いくら払っていると思っているのだろう、と考えました。
私は洗濯物をバケツに移してから、キッチンの引き出しを開けました。
毎月「90,000」と入っている通帳
引き出しの奥には、生活費専用にしている口座の通帳が入っています。私は給料が入ると、毎月9万円を自分の口座からそこへ移していました。
通帳には「90,000」の入金が毎月ほぼ同じ日に並び、そのあとに電気、ガス、水道、ネット回線、2人で使う生活用品のカード代が落ちています。食費も、この口座につないだ家計用のカードから払っていました。
家賃9万円を彼が払っていることは知っています。
でも私も、毎月ほぼ同じ額をこの家に入れていました。
そのページを開いて写真を撮り、短く添えました。
「毎月9万、生活費でここに入れてるよ」
送信してから、スマホを伏せました。
洗濯機のエラー表示だけが点滅していました。