
娘の「パパが怖い顔で早くしてって言ったから」の一言で、俺は自分の声を思い出しました
娘の一言で思い出したのは、何年も前、着替えに手間取る娘へ強い声を出してしまった日のことでした。妻にはまだ伝えられないまま、俺は娘との距離を見直し始めました。

娘の一言で思い出したのは、何年も前、着替えに手間取る娘へ強い声を出してしまった日のことでした。妻にはまだ伝えられないまま、俺は娘との距離を見直し始めました。
くつしたはどこ、明日のじゅんびはどうすればいい。娘が家族のグループチャットに送ってくる質問に、俺が先に返信しても、返ってくるのは「ママにきいてるの」の一言だけでした。片付けの茶碗を重ねる手に、つい力がこもる日もありました。
娘が部屋に戻った夜、妻の前で「なんで俺には聞いてくれないんだろうな」と、思わずこぼしていました。本当は、娘に嫌われているんじゃないかと、ずっと考えていたのです。