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    私のだけ通知オフにしていた彼が、「一番多いの、君だったから」と言った

    2026-07-16
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    私のだけ通知オフにしていた彼が、「一番多いの、君だったから」と言った

    「迷惑だったんだね」と返した私は、トーク画面を遡りました。何画面分も続く私の吹き出しと、ぽつんと挟まる彼の短い返信。それが答えのように見えました。

    返ってこない吹き出し

    付き合って1年半、彼の返信がここ1か月で目に見えて遅くなりました。「お疲れさま、今日どうだった?」と送っても、既読がつくのは半日後。返ってきたのは「お疲れ。打ち合わせばっかだった」の一言でした。

    「駅前のパン屋行ってきたよ。クロワッサンおいしかった」と写真を添えても、返信は翌日の「いいね」だけ。「今度一緒に行こう」と続けたメッセージには、既読がついたまま返信は来ませんでした。

    トーク画面を遡ると、私の吹き出しが何個も並んだあとに彼の短い返信が1つ。それが繰り返されていました。以前は写真を送り合ったり、くだらない報告を何往復もしていたのに。

    仕事が忙しいのだろうと自分に言い聞かせていました。でもSNSは更新しているし、共通の友人とのグループチャットにも返信しているようでした。私だけが後回しにされている。その感覚を振り払うように、送る回数を減らし始めていました。

    設定画面の「オフ」

    彼の部屋でくつろいでいるとき、彼がシャワーに立ちました。テーブルの上に開いたままのスマホ。見るつもりはありませんでした。

    でも画面に映っていたのは通知の設定画面で、友人の名前も職場のグループもアプリの通知も全て「オン」。その中に私の名前を見つけました。横にだけ「オフ」の表示。

    スマホをテーブルに戻し、自分のカップに視線を落としました。返信が遅かったのは忙しかったからではなく、通知が届いていなかったから。シャワーから戻った彼には切り出せないまま、隣に座りました。

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