
彼女のメッセージを男だけのグループに送り続けていた俺が「スクショ撮らないで」と口走った夜
大学時代から続く、男4人だけのグループチャット。そこに彼女のメッセージを送り続けていた俺が、ソファの上で思わず本音をこぼしてしまった夜の話です。
いつの間にか習慣になっていた
きっかけは半年前、仲間の一人が自分の彼女の天然な発言をグループに流したことでした。みんなが笑い、その流れで俺も彼女のちょっと変わった言い回しを送ってしまったのです。「俺の彼女、今日は『カピバラの気分』なんだってさ」。仲間たちにウケて、それから、なんとなく続いてしまいました。
彼女から届いた可愛いメッセージ、誤字、ちょっと不機嫌になったときの一文。週に一度くらい、何かを切り取って共有していました。彼女に見せられるかと聞かれたら、答えに詰まる程度には、軽くない量だったと思います。
シャッター音が鳴った瞬間
その夜、彼女が俺の打った「ありがとお」という誤字を見つけて、楽しそうに笑っていました。可愛い反応だなと眺めていたら、シャッター音が鳴ったのです。彼女がスクショを撮った。その瞬間、胸の奥が冷たくなりました。
「ちょっと、スクショ撮らないで」。彼女は驚いた顔をして、「誤字が可愛かったから送ろうと思って」と説明してくれました。何の悪気もない、ただそれだけのことです。それなのに俺の頭の中では、自分が毎週やっている行為がそのまま重なっていました。