
家出した夜に開いた母の日記。最後のページにあったのは「ごめんね」ではなかった
あの夜、家を飛び出した私が帰宅後に偶然、母の日記を見つけました。そこに書かれていたのは、思っていたものとはまるで違う言葉だったのです。
息が詰まる家
中学に入ってから、家に帰るのが憂うつでした。帰れば必ず何か言われる。その日も7時過ぎに帰ると「帰り遅かったね」と。友達と話していただけなのに。「別にいいでしょ」と返すと「よくないよ。連絡くらいちょうだい」いつもこの繰り返しです。
お母さんは私を信用していないのだと思っていました。何をしても心配、何を言っても注意。こちらの気持ちなんて聞こうともしないで、自分の正しさだけを押しつけてくる。そう感じる毎日でした。
飛び出した言葉
夕食中、友達からの相談にメッセージを返していたら「ごはんの間くらい置いたら?」と言われました。事情も聞かずに叱る母に、積もっていたものがあふれました。
「うるさい。お母さんがいなくなればいいのに」
言った瞬間、空気が変わったのがわかりました。でも引っ込めることができなかった。部屋に戻りカバンだけ掴んで外へ出ました。行くあてなんてありません。近くの公園のベンチに座って、ただ暗い空を見上げていました。