
「みんなで割れば安いよね」去年は私に500円の雑貨を贈った友人から届いた高級財布のページ
グループチャットに届いた負担額の提案。返信を打っては消しながら、私は去年もらった小さな紙袋の中身を思い出していました。
商品ページに添えられたお願い
学生時代からの友人で、誕生日が近いことは知っていました。ページに続けて届いたのは「この財布が欲しいの」「みんなで割れば安いよね」というメッセージ。値段の欄には15,000円と表示されていました。もう決まっていることの報告のように読めて、私は金額の欄を見直してから、アプリを閉じました。
去年の紙袋を思い出して
頭に浮かんだのは、去年の自分の誕生日でした。友人がくれたのは、雑貨店の紙袋に入った500円のハンドタオル。それ自体はうれしかったし、金額で友情を測るつもりもありませんでした。ただ、そのあと共通の友人を交えた3人のグループチャットが動き出し、共通の友人から「1人7,500円でどうかな」と届きました。やり取りが続くなか、私は友人との個別のチャットを開きました。