
「今飲み物並んでる」炎天下で30分待った私、カップを持つ友人が返した「暑いんだから仕方ないでしょ」
悪びれる様子もないように見えた友人の片手には、冷たいカップが1つだけ。「暑いんだから仕方ないでしょ」の返しに、私は思わず立ち去りかけました。
更新されていく到着時間
友人とは駅前の広場で合流して、新しくできた雑貨店を回る約束でした。ベンチに腰を下ろして待っていると、しばらくして「あと10分くらい」と続きました。私は短く「わかった」とだけ返しました。日差しは強く、ベンチの背もたれは触れないほど熱くなっていました。彼女は今頃、駅への道を急いでいるのだろうか。そう思いながら、私は画面を何度も確かめていました。
片手のカップと涼しい顔
約束から20分が過ぎたころ、「今飲み物並んでる」と届きました。急いでいるはずの人が、飲み物の列に並ぶのだろうか。本当は先に雑貨店を回っているのではないかと、彼女の連絡まで疑いました。「もう帰るね」の下書きを残したまま、私はスマホをかばんに戻しました。約束から30分が過ぎたころ、広場の向こうから友人が歩いてきました。走るでもなく、片手に冷たそうなカップを1つ持って、いつもの歩幅のままでした。