
「その男、元カノのサブスクにただ乗りしてるよ。元カノより」選択画面に残した置き手紙
置き手紙代わりに書き換えたプロフィール名。元カレから届いたのは、1枚の画像と短い文句でした。そのやりとりは、思っていなかった方向へ転がっていきます。
別れてからも止まらなかった元カレの視聴
付き合っていた頃、私が契約しているサブスクを2人で使っていました。彼のスマホとテレビにログインしたまま別れたので、彼のプロフィールもそのまま残っていました。
別れてしばらくして、何気なく彼のプロフィールを開いてみたことがあります。視聴中の一覧には、私の知らないアニメや映画がずらり。ちゃっかりしてるなと思いつつ、連絡する気にはなれませんでした。別れた相手にわざわざ「見るのやめて」と送るのも面倒です。パスワードを変えれば済む話なのに、それすら後回しにしたまま、気づけば半年がたっていました。
うさちゃんのために払っているわけじゃない
増えたプロフィールは、彼のアイコンのすぐ隣に並んでいました。彼が自分で使い分けるために作ったとは、どうしても思えません。
新しい彼女ができて、私のアカウントで一緒に映画でも見ているのだろうか。そう想像した途端、毎月私だけが料金を払っているのがバカバカしく思えてきました。
とはいえ、連絡するのはやっぱり面倒です。そこで思いついたのが、自分のプロフィール名を置き手紙代わりにすることでした。選択画面を開けば、誰の目にも入る場所です。
編集画面で名前を消し、こう打ち込みました。
「その男、元カノのサブスクにただ乗りしてるよ。元カノより」
スマホに通知が届いたのは、その日のうちのことです。画面に表示されていたのは、半年ぶりに見る元カレの名前でした。