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    人を呪うような別れ方こそ、本当にしてはいけないことでした【トイアンナのしくじり恋愛】

    2022-11-27
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    こんにちは、トイアンナです。私の大好きな言葉に「人を呪わば穴二つ」があります。物々しいねえ、物騒ですね。この格言の何が好きかって、そりゃあ「人を呪っても自分くらいしか犠牲になるものは無いんだぜ、ヒャッハー! お前ら積極的に呪って行こうな!」っていうところです。

    呪うためにも「相手のことで頭がいっぱい」にせねばならぬ

    それでも、です。男を呪うというのは、大変な労働でした。忘れもしない7年前、私は生活費と学費を貢いだ男に5股をかけられまして、もちろんまだ怒っているわけです。私の貴重なファンならば「その話もう何度目だよ」と思うほど、文面で耳タコになるほどご覧いただいたに違いない。それでも、何度書こうとも怒りが消えないわけです。それほどまでに、私の呪いたい気持ちが強かった、いいえ今も強い。
    これを別の観点から見てみましょう。私は結局その男を恨み、呪うことに通算数百時間は使ってきたわけです。特に別れる前など完全なノイローゼ状態で来る日も来る日も「あの男、殺してやる」「でもやっぱり復縁したいよぉ……ふえぇ」の気持ちを高速反復横跳びしていたわけで、頭の中は彼でいっぱいにございました。

    それでもね、自分より尊いものってこの世にないわけです

    さらに復讐を考え「自宅の盗聴器設置は、罪にならない」と知って録音してみたり、その録音を逐一再生したり。単純計算で、彼が1日8時間家にいたとすると、録音するのに8時間、音声を聞くのも8時間かかるわけです。つまり1日16時間も彼のために使ってやらなきゃいけないんです。そう理解したらあまりにバカらしくなって盗聴はしませんでしたが、検討するのにだって5時間くらい使ってしまった。
    今なら思います。ああ、なんだって世界で一番尊い私の時間を、そげなクソに使ってしまったのかと。あなたも同じです。あなたは他人の人生を生きられないので、あなたの時間はあなたの世界で一番尊い。それを何十時間、何百時間もみすみす他人に使ってしまおうだなんてすさまじい投機、いいえバクチです。

    呪うのをやめられないなら、せめて何か掴んで戻ってこい

    とはいえ、呪うのをやめよなんて言っても無駄なのは、過去の自分から重々承知しております。「人を恨んでも何も戻らない」なんて言葉で止まるくらいなら、とっくに元気いっぱいキラキラ人生歩んどるわ、ってなもんです。
    呪わざるをえないときは、ある。だからそのときは、せめて何か掴んで戻ってきてください。私が呪いの果てに得たものは「今に見ておれ、の気持ちで掴んだ内定」だったり「名誉棄損で訴ええるときの法知識」だったりします。いいんです、恨んでも、呪っても。とにかく呪う気持ちが薄れたときに「まんざらでもない」思える何かを経験してきてください。なんでクズ男を呪うのに時間を割いてしまったのか、と後悔しかけたとき、その学びがきっと力になるから。(トイアンナ/ライター)
    【トイアンナのしくじり恋愛】 

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