
何でも相談していた友人にだけ、私が急に敬語を使い始めた理由
距離を置きたかったわけではありません。何でも彼女に聞いてから決める自分を変えたくて、私はまずメッセージの書き方から変えようとしました。
きっかけになった教室での言葉
陶芸教室で知り合った彼女は2つ年上で、私が迷うたびに相談に乗ってくれる人でした。
色、道具の買い足し、窯を予約する日。
「どう思う?」
と聞けば、いつも一緒に考えてくれます。
私はそれを、仲がいいからできることだと思っていました。
前回の教室で彼女が先に帰ったあと、片づけをしていると、年配の会員から言われました。
「いつも彼女に聞いてるのね。仲がいいのね」
責める言い方ではありませんでした。
それなのに、その言葉が妙に残りました。
思い返せば、器の絵付けの色まで、最後は彼女の反応を見て決めていました。
仲がいいから相談しているつもりが、自分で考える前に頼る癖になっているのかもしれない。
そう思ったのです。
敬語に変えれば頼らなくなると思った
家に帰ると、彼女へ送ろうとしていたメッセージが残っていました。
「今日もありがとう」と始まる、いつもの内容です。
私はそれを消しました。
親しい言葉のままだと、またすぐに彼女へ相談してしまう気がしました。
まずは気軽に頼る書き方をやめれば、送信する前に自分で考えるようになるのではないか。
後から考えると、変えるところを間違えていたのだと思います。
私は、
「先日はありがとうございました。次回もぜひよろしくお願いいたします。」
と打ち直しました。
しばらくすると、
「どうしたの、急にかしこまって(笑)」
と返ってきました。
本当の理由を説明するのが恥ずかしくて、
「いえ、こちらこそお世話になっております。」
と返しました。