
「私の誕生日だけ、手を抜いてない?」と聞いた数日後、友人が見せた古い手帳
友人はほかの人の誕生日には動画や飾りつけを用意するのに、私には毎年、小さな贈り物を渡すだけでした。理由を聞いた数日後、友人は角の丸くなった手帳を持ってきました。
今年も小さな紙袋だった
学生時代からの友人は、人の誕生日を盛大に祝うのが好きでした。友人のためにレストランの個室を予約して飾りつけをしたり、写真を集めた動画を作ったりしています。
ただ、私の誕生日だけは毎年違います。2人でランチをして、手書きのカードと小さな贈り物を受け取ります。今年もテーブルに置かれたのは、リボンのない紙袋でした。中には湯のみが1つ入っていました。
祝ってもらいながら不満を持つ自分も嫌でした。それでも、同じ違和感を抱えたまま誕生日を迎えることに疲れていました。
帰り道に聞いてしまった
ランチを終えて駅へ向かう途中、私は友人へ聞きました。
「私の誕生日だけ、手を抜いてない?」
冗談のように言うつもりでしたが、口に出すと責める言い方になりました。友人は少し間を置き、「そう見えてたんだね」と答えました。
その場では理由を話さず、「数日後、見てほしいものがある」と言われました。
帰宅して湯のみを箱から出しても、友人の答えが分かりません。盛大に祝うほど大切ではないと思われているのか、それとも別の理由があるのか。次に会うまで、紙袋を見るたびに考えました。