
「あの子ちょっと変わってるよね」と避けていた同級生→20年後に届いた一枚の絵
学生時代「変わってる子」と距離を置いていた同級生。20年後にSNSで再会し、私が彼女から受け取ったのは、忘れられない一枚の絵でした。
「あの子ちょっと変わってるよね」と話していた頃
中学生だった頃、教室には絵ばかり描いている同級生がいました。休み時間になっても誰とも話さず、ノートに鉛筆を走らせている姿を、私たちはよく目にしていたのです。
ある日、私の友人が小声で「あの子ちょっと変わってるよね」と言いました。私も「ね、なんかとっつきにくいよね」と相槌を打ったのを覚えています。それからの私たちは、なんとなく彼女と距離を置くようになっていきました。
教室の中で目が合うこともありましたが、声をかけたことは一度もありません。グループ分けで一緒になっても、最低限のやりとりで終わってしまうのです。
いつも教室の隅で絵を描いていた彼女
彼女はいつも一人でした。お昼休みに机を引っ付けて女子グループで集まる輪に入ることはなく、自分の席でひっそりとお弁当を広げていました。誰かが机を寄せようとする様子もありませんでしたが、私もまた、声をかけられなかった一人です。
放課後の教室で、彼女が窓際の席でスケッチブックを開いている姿を何度か見ました。すれ違うとき、私は目を伏せて足早に通り過ぎていたのです。
「変わってる子」と一度レッテルを貼ってしまうと、その後は近づくきっかけを失います。中学を卒業して、彼女のことを思い出すこともなくなっていきました。