
「ここ行きたい」と送った店を半年間スルーしていた彼→ある日「明日空いてる?」と来て、連れていかれた場所に驚いた
付き合って2年になる彼との日常は、穏やかで特別大きな問題もありませんでした。でも、ちいさなすれ違いが積み重なると、じわじわと気持ちが疲れてくることがある。そんな時期のお話です。
届かないメッセージ
気になるお店を見つけるたびに彼へメッセージで送るのが、私の習慣でした。「行きたい」という気持ちをそのまま伝えられる相手がいることが、それだけでうれしかったから。「この前テレビに出てたパスタ屋さん、すごく気になる。ここ行きたいな」でもいつも既読だけ。スタンプひとつなく、「いいね」のひとことすらなく、会話はそこで途切れてしまう。最初は「忙しいのかな」と流せていましたが、何度も繰り返されるうちに、送ること自体がためらわれるようになっていきました。
積み重なる沈黙
春に共有したお店も、夏に見つけたカフェも、秋に友人から聞いたレストランも、すべてうやむやのまま時間だけが過ぎていきました。気づけば「どうせ返ってこない」と、自然と送るのをやめていた。怒りというより、諦めに近い感覚でした。「私の好きなものに、彼は興味がないんだ」。そう思い始めると、些細なことまでが引っかかるようになり、二人の関係を少しずつ疑い始めていました。このまま続けていていいのか。そんな言葉が頭をよぎった夜もあったくらいです。