
皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。ネイルサロンは不思議な空間。
◇自由だからこそむずかしい
マユコさんは独身だ。独身の間は、心変わりだって仕方がないことだし、浮気だって自由恋愛の1つでしかない。素敵な相手に出会ってしまったなら恋人をチェンジしたって、何の問題もない。
そんな、自由恋愛を心から満喫していたマユコさん、最近は恋愛が全く楽しくなくなってしまったのだとか。
「だって、結局どんなオトコを選べば正解なのかわかんないんですもん」
「わたし、あんまり男運ないんですかね?」
出会っても、なんだかうまくいかない。最初はうまくいくのに、半年もしたらうまくいかなくなる。縁がないのか、選ぶ相手が悪いのか、自分が悪いのか、わからなくなってしまってなんだか恋愛も楽しくなくなってしまったんだそうだ。
「また、ケンカして誰かに嫌われるのもイヤだな」なんて思ってしまったり。
なにも、贅沢に高望みをしているわけでもない。そこそこのお金持ちで、そこそこ仕事ができて、優しくて誠実で面白みがある人。それだけでいいのに。
「自由」だからこそむずかしい。自分自身で責任をもってなにかを「選ぶ」自由と恋愛関係を「構築」「維持」する自由。自分の責任だからこそ、失敗すると自分にがっかりもする。
◇どんな男が「正解」なのか?
恋愛には正解も不正解もない。恋愛だけに限ったことじゃないけどね。
でも、あえて「選んで正解の相手」というなら「変わってゆく自分をも愛してくれる人」ではないだろうか?
人は必ず変わる。
それは、肌も衰えて太って髪も薄くなっていく見た目的な問題はもちろんで、中身だって「これがあの純粋だった○○ちゃんかよ!」くらいに変化する。
食べられなかった生牡蠣がある日突然大好物になってしまうくらい、人は毎日進化し続ける生き物だ。
なのに「昔の君が好きだったんだ」なんて、変化した自分を認めてもらえないほど辛いことはないし、「前と言ってることが違う」とかケンカになるなんてとっても不毛なことだと思うのだ。この世にある全ては毎日変化するようにできているのだから。
◇おわりに
「変わった自分をも愛してくれる人かぁ。なんかその視点いいですね!」
マユコさんが笑う。そう、全ては変わってしまって当然なのだ。付き合い始めの彼と違いが出ることも、先週より優しくなれない自分がいたりすることも。
変わった自分を愛してくれそうな人に出会ったら、変わってしまう相手のことを愛する覚悟も必要だ。男の子から男性へと変わっていく彼は、いつまでも優しいだけじゃないかもしれないし、守ってくれるばかりじゃなく「自立した大人の女性になってほしい」とか言い出すかもしれない。
「昔はそんなこと言わなかったじゃない!」そんな当たり前のことで言い争いする時間はもったいなくて、変化していく彼を愛せるのか、お互いに変化を楽しんで一緒に生きていけるかどうか。そこを一緒に楽しみながら過ごすことが、出会いを「良縁」に変えるポイントなのかもしれない。(川上あいこ/ライター)