気になる彼に「好き」と言わせる5つのステップ

「恋愛対象内なら、放っておいても彼から何気ないメールが来る。（中略）彼が奥手の場合でも、あなたが徐々に近づけば彼が遠ざかるということはない。」

あなたが彼にとって恋愛対象外ならこれとは逆に、彼からメールが来るということはなく、あなたが近づけばその分彼は距離を置きます。ですから無理矢理距離を縮めるようなことをすれば、彼はあなたから逃げ出してしまいますよ。

あなたが恋愛対象内の場合には、あなたが告白してしまうことで彼は努力せずにあなたを手に入れることが出来てしまい、執着心が薄れます。

どちらの場合にも、自分から好きと言わない方が良いようですね。

「実は、好きと言わずに相手を好きにさせるには、あなたがシナリオライターになり、彼にドラマや映画のような切ない思いをさせ、好きだと告白させることが大事である。」

いきなり「シナリオライターになる」と言われても・・・と驚かれたでしょうか。

でも物語の登場人物とラストは決まっていますよね。

もちろん、主人公は片思いのあなた。相手役は意中の彼です。

実際にやってみようと考えれば分かりますが、『彼はある朝、すれ違った女の子が何故か気になった。その日から彼女のことが頭から離れなくなり、とうとう告白することを決めた。』なんていう都合の良いストーリーはあり得ません。

そう、この「シナリオを書く」という行為は、彼の目線ではあなたがどう見えるのか、あなたの行動はどう映るのかを研究する為に書くのです。

「『彼にはどのくらい女性経験があるのか？』『彼に今、恋人はいるのか？』『彼の趣味はなにか？』『彼の家族構成は？』『彼は女性をどう扱うのか？』など。

また、あなたはあなた自身を正確に知る必要がある。『あなたの見た目はどのくらい魅力的なのか？』『あなたは彼にどう映っているのか？』『あなたの会話は彼にとって楽しいのか？』などである。」

よりシナリオが現実のものに近くなるよう、彼とあなたの情報を正確に把握してください。場合によっては彼本人から直接聞かなければ分からないこともあるでしょう。そのためには彼とその会話ができる間柄になる、というストーリーが必要ですね。

そしてこのシナリオを作成するには重要な約束がひとつあります。

「もしあなたが彼を好きだということを彼が知っていれば、あなたの優しさや支える行為は、あなたのエゴになってしまう。片思いの映画のシナリオに、『あなたの優しさに彼が気付いていない』というストーリーが多いのは、このためだろう。」

確かに映画でも、ヒロインの気持ちを彼が知らないということは多いですね。

そしてヒロインは献身的な愛情を彼に注ぎます。彼はそんなヒロインの想いや行動に感謝しながら気になっていく・・・

というのが王道のラブストーリーでしょうか。でもここでヒロインが「こういう優しさに彼は弱いから、こう言っておけば感動するはず」なんて計算していたら台無しですよね。

あなたの好きだという気持ちは封印して、彼が何故あなたに親切にされるのか分からないという物語を進めていきましょう。

「『俺を好きなのか？　そうでないのか？』と悩ませる必要がある。そのようなシナリオを書いたら行動に移る。（中略）なんとか彼と関わることができれば、彼に「好き好き光線」を出すのではなく、彼の価値観や仕事のつらいところなど、内面的なものに触れることが重要となるだろう。」

男性が自分の内面などの重要な話を、どんな関係の異性にするでしょうか。それは、信用ができて、話しやすい女性ということになるでしょう。

あなたは彼にとってそんな女性になる必要があります。ですので、そんな関係になれるシナリオを書きましょう。ポイントは、彼があなたの気持ちを知りたいと思わせ、悩ませること。あくまでも彼目線で書いて下さいね。

書いたシナリオがうまく行かない場合にはズレがなくなるまで何度でも書き直します。この行為は彼と自分を客観的に見ることができるようになる訓練です。

女性は男性のちょっとした言葉や行動を自分に都合よく捉えてしまう傾向があるので、この方法で冷静に状況を見つめ、彼に告白して貰える感情を芽生えさせて下さいね。

参考文献：ぐっどうぃる博士著『あきらめきれない彼を手に入れる恋愛の極意』大和出版

（水月紗綾／ハウコレ）