
記念日の店はもう予約してある。俺がクーポンを一通だけ送った理由
仕事の合間に、見つけた割引クーポンを彼女に転送しました。前に行きたいと話していた店だと、ふと思い出したからです。よかれと思って送ったその一通が、おかしな空気を生むとは考えてもいませんでした。

仕事の合間に、見つけた割引クーポンを彼女に転送しました。前に行きたいと話していた店だと、ふと思い出したからです。よかれと思って送ったその一通が、おかしな空気を生むとは考えてもいませんでした。
このところ仕事が忙しく、彼女と会う時間をうまく作れずにいました。埋め合わせというわけではないけれど、記念日くらいはちゃんとした店で祝いたい。そう考えて、俺は少し背伸びした店を予約しておいたのです。彼女には伝えず、当日まで秘密にするつもりでした。
そんなとき、彼女が前に話していた店の割引クーポンが目に入りました。安くなっているなら教えてあげようと、軽い気持ちで転送しました。「ここ、安くなってるよ」。そう書き添えただけでした。一名分の券だということも、そのときは深く考えていません。気軽な情報共有のつもりだったのです。