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    恋って「やったかやらなかったか」だけです

    2022-11-26
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    ■たとえばLINEの既読無視について

    たとえばLINEの既読無視について悩んでいる女子がいますよね。彼にLINEして、そのメッセージが既読になっているものの、4日も5日も返信が来ない……「彼はわたしのことが、ホントは好きではないのでしょうか」……こういう恋愛相談が散見されます。
    が、男子って、女子ほどLINEについて、なんとも思っていないということもあります。LINEをただの情報伝達手段としか認識しておらず、まったく悪気なく既読スルーする男子だっています。
    極端な反対例を挙げるなら、遊び人の男は、LINEの返信がきわめてはやい。こういうことがあります。女子の気をそらさないようにしようと思えば、LINEの返信はサクサクやる、まちがっても既読無視なんかしない、こう心がけているマメな男子に、コロッと騙されちゃった女子もいるのでは?
    大勢の男子は、女子ほど既読無視について考えたことがないし、よもや既読のまま放置することで、彼女が悩んでいる(あるいは傷ついている)なんて思ったこともない……男子を見ていたら、こんなふうに感じることもあります。

    ■恋愛の本質って「やったか、やらなかったか」

    LINEの例を挙げましたが、恋愛の本質って「やったか、やらなかったか」ということに尽きるように思います。彼にLINEを送って既読になっているけど返信がない、ここでひとりで悩んでいても、恋は前に進まないですよね?そういうひとり相撲をしていても、彼にあなたが悩んでいることが伝わることもないし。
    彼に送ったLINEのメッセージが既読になっているにもかかわらず、返信がない場合、彼に電話する彼女もいます。「LINE送ったんだけど、返信まだ?」とか、まあ「まだ?」と言わなくても「LINEで送った件、早めに返事をくれないと来週の予定が立たないから、いま電話で答えてよ」と言うとか。誰が見ても、そういう恋のほうが前に進みやすいですよね。

    ■それが恋

    彼に直接聞く勇気が出ないことってたくさんあると思いますが、でも本当の恋愛って、勇気を出して聞くことだったりする――こういう、ごく当たり前のことが、意外と忘れ去られている時代ではないかと思います。
    昔は、家の音声電話しかなかったから、彼とコミュニケーションしようと思えば、電話するしかありませんでした。彼の母親が電話に出るかもしれないというイヤな思いを乗り越えて、電話するしかなかった。それが今ではLINEです。
    しかも既読になったかどうか、わかる機能まで付けてくれています。「恋することで、じぶんが傷つきたくない」という女子の気持ちに応えるかのように、あるいは音声電話が苦手という女子の気持ちに応えるかのように、いろんなコミュニケーション手段があります。
    でもときに、「傷つくかもしれない」という気持ちをじぶんで超えないと、前に進まないことだってあります。そういう気持ちを超えて実際に行動を起こさないと、始まらないことがあります。「傷つくの、イヤだ」とばかり思っていたのでは、手に入らないものがあります。それが恋。(ひとみしょう/文筆家)

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