
「犬を飼う資格がない」と散歩中に説教された話→半年後、公園で見た「あの人の姿」
散歩中に見知らぬ女性から犬のしつけを厳しく指摘された私。半年が過ぎた朝、公園で偶然彼女を見かけたとき、目に入ったのは思いがけない光景でした。
「ちゃんとしつけしてあげないと、犬がかわいそうですよ」
半年前の夕方、仕事帰りの散歩中の出来事です。住宅街の細い道で、向こうからゴールデンレトリバーを連れた40代くらいの女性が歩いてきました。すれ違う直前、うちのトイプードルが吠え、リードを強く引っ張ってしまったのです。女性は犬を「おすわり」させて立ち止まると、こちらを見て言いました。「ちゃんとしつけしてあげないと、犬がかわいそうですよ」。その口調は穏やかでしたが、目は私をじっと捉えていて、逃げ場がない感じがしました。
続いた言葉と、避けるようになった道
私が「すみません」と頭を下げると、女性はさらに続けました。「『犬を飼う資格がない』なんて言葉、ご存知?飼う前にちゃんと勉強した方がよかったかもしれませんね」。何も言い返せず、私はトイプードルを抱き上げて急ぎ足でその場を離れました。
家に帰ってからソファに座り、犬を抱きしめながら涙がこぼれました。資格がない、という言葉が頭から離れなくて。それから散歩のたびに、あの道だけは避けるようになっていったのです。