
彼女が泣きそうな顔で教えてくれた語尾の違い→僕が3日間スマホにメモを取り続けた理由
彼女と同棲して1年。普段は穏やかに暮らしていて、大きな喧嘩をしたことはほとんどありませんでした。けれどある夜、彼女が泣きそうな顔で僕に何かを訴えてきたのです。
「全然違う」と訴えてきた彼女
その夜、夕食の最中に彼女が箸を置いて、こちらを見ました。「ねえ、『わかった』と『わかったー』全然違うよ」と。
正直、最初は意味がわかりませんでした。同じ言葉の語尾が伸びるかどうかだけの違いに、何の差があるのか。
「同じじゃないの?」と聞き返したら、彼女は少し困った顔で説明してくれました。
「『わかった』だけだと、私の話を流された気がするの」
その瞬間、僕は前の晩のことを思い出しました。ゴミ出しを頼まれた時、スマホから目を離さずに「わかった」と返した自分。その時、彼女がどんな顔をしていたかまでは知りません。
ちゃんと理解したい、と思った
「ごめん、ちょっと実験させて」気づいたら、僕はそう口にしていました。うまく説明できないけれど、僕は本気で彼女の言う「違い」を理解したかったのです。彼女がうまく言葉にできない感覚を、適当に流して頷くのが、この瞬間からは絶対に嫌だと思いました。
夜、彼女が寝たあと、僕はメモアプリを開きました。日付、時刻、シーン、僕の返事、そして彼女の表情。これから3日間、自分の言葉に対する彼女の反応を全部記録してみようと思ったのです。彼女には言いませんでした。意識すると、自然な反応が見られなくなる気がしたからです。