
1.応答が早くて短くなる
「とっさにごまかそうとするため、言葉がそっけなく短くなる」
嘘がバレないようにという心理から、問いかけに対する反応が早くなり、余計なことを言わないようにと言葉がそっけなくなるんですね。何気なく言ったひとことにこんな反応を示したら少し彼を観察してみるといいかもしれません。
2.会話が途切れないようにする
「会話が途切れないように敏捷に応答するようになる」、「早口になる」
リラックスできている状態なら平気な「沈黙」。これも、「嘘がバレるかも?」という緊張した状態では「気まずさ」になってしまうんですね。1の、余計なことを言わないように言葉がそっけなくなるタイプの人とは逆のタイプに見られるパターンです。でも共通しているのは、どちらも応答が早くなるということですね。
また、早口になるという特徴もあります。あなたが口を挟んで嘘を指摘されないための予防線を張っている状態です。このようなときにはとにかく相手にしゃべらせましょう。下手をすると自分から話しの合わないことを言いだしてボロを出すかもしれませんよ。
3.単純な手振りが少なくなる
「手を振ったり、ポケットに入れたり、相手から見えないところに隠したりして、手の動きを抑えようとする」
手の動きには心のサインがよく現れます。手を隠したりあなたに見せないようにするのは警戒心の表れ。あなたに嘘がバレないように警戒しているサインです。逆に、手の平を広げてあなたに見せるような場合には警戒心がなく、リラックスしている状態です。
4.手で顔に触れるしぐさが増える
「鼻や口、その周辺を何気なく触れる」
自分の表情を相手に見られたくない、隠したいという気持ちが働き、このような行動をしてしまいます。表情から考えていることをあなたに読まれたくないという心理なんですね。
5.リアクションが変わる
「笑いが少なくなり、うなずきが多くなる」
「彼の隠したいもの」から話題が逸れたときにも、彼の心の中には「嘘をついている」という気持ちが残っているのでこのような「上の空」とも取れる言動が多くなります。あなたの話を聞きながら、核心を突かれた場合にはどう言い訳しようか思案している場合もあるかもしれませんよ。
おわりに
行動心理学というのは実験による、結果の統計です。ですからこのような仕草をすれば必ず嘘をついている、というわけではありません。それでも「このような状況のときにはこういう仕草をする人が多い」という意味で、ご紹介させて頂きました。
もちろん、普段から手で顔に触れる人、ポケットに手を突っ込むのが癖の人、という人もいますから、そこを踏まえた上で見極めて下さいね。そして、あなたが彼に「嘘をついてるな」と確信したとき。そのときが、あなたのその後の行動をどうするか決めるときですよ。
参考文献:渋谷昌三著『人には聞けない恋愛心理学』かんき出版
(水月紗綾/ハウコレ)
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