
帰省のたび私にだけ届く長文。「息子には、見せないでください」と義母が書いた日
夫は取り合わず、届いた文だけが増えていきました。3年ぶんを日付順に並べて貼った画面に、義母から返ってきたのはたった1通。私はその1通を、今も消していません。
私が声をかける前に、義母が手を伸ばしました
夫の実家へ帰るのは年に3度ほどです。5歳の娘が座卓の上に立ったとき、私が「座卓は降りようね」と言いかけると、義母が先に手を伸ばしました。「いいのよ、そんなこと。元気があっていいわねえ」と笑って娘を抱き下ろし、夫も笑います。帰りついたころ、通知が届きました。「今日、座卓に乗ったけれど、ちゃんと行儀は教えているの?」画面を3度送っても、文は終わりませんでした。
夫の画面には、1通も届いていません
同じことが帰省のたびに起きました。玄関で靴を並べなかったとき、出された麦茶を残したとき。私が声をかける前に、義母は決まって「いいのよ」と笑って娘の頭をなでます。その場で娘を注意したことは一度もありません。夫に画面を見せると、「俺には何も言ってこないよ。気にしすぎだって」と言われました。届いていない人には、届いている文の長さが分かりません。