
「あんたが部長?冗談でしょ」と見下す古参社員→最初のプロジェクトで態度が変わった
異動初日、15年勤務の古参社員に面と向かって放たれた一言。悔しさを押し殺して臨んだ最初のプロジェクトで、予想もしなかった変化が訪れました。
初日の洗礼
着任の挨拶を終えた直後のことでした。デスクに戻ろうとした私の背中に、よく通る声が届きました。「あんたが部長?冗談でしょ」。振り返ると、この部署に15年いるという古参の社員が、腕を組んでこちらを見ていました。
周りの社員は誰も何も言いません。目を合わせてくれる人すらいませんでした。覚悟はしていたつもりです。30代前半で、しかも他部署からの異動。歓迎されないことくらいわかっていました。初日の夜は眠れませんでした。
壁だらけの船出
着任して最初のプロジェクトは、大口の取引先への提案でした。過去の経緯を把握するため、あの古参社員に「過去の提案資料、共有してもらえますか」とお願いしました。返ってきたのは「自分で探してください」の一言だけ。
仕方なく、社内の共有フォルダを一つずつ開いて、過去3年分の資料を自力で読み込みました。他の社員も、彼の目を気にしてか積極的には手を貸してくれません。孤立した状態で提案の骨子をまとめる日が続き、指先がキーボードの上で何度も止まりました。