
「私と仕事どっちが大事?」と冗談で送ったメッセージ→30分後に届いた彼の答えが、思いがけない言葉で返ってきた
付き合って1年が過ぎた頃、ある夜ふと彼にメッセージを送りました。冗談のつもりでした。でも、その夜のやり取りは、笑えない方向に転がっていきました。
甘えたくて、打ち込んだ一文
仕事が忙しい彼との時間は、気づけばじわじわと少なくなっていました。デートの約束が直前にキャンセルされることも増え、「また今度ね」が口ぐせのようになっていた頃のことです。「会いたい」と伝えることすら、なんとなく遠慮するようになっていました。その夜もひとりで過ごしながら、どこかに寂しさが積もっていました。怒っているわけではなく、ただ少しだけ甘えたかった。そんな気持ちで、ついスマホに指を走らせてしまいました。
「私と仕事、どっちが大事?」
軽い気持ちで送った一文でした。「そんなの私に決まってるじゃん」なんて返ってきたら笑えるな、と少し楽しみにしていました。
既読から30分、ようやく届いた返信
既読がついてから、なかなか返信が来ませんでした。30分というのは、思ったより長い時間でした。「冗談だってわかってると思うけど」と思いながら待ち、だんだんとわくわくが不安に変わっていきました。ようやくスマホが鳴り画面を開きました。
「仕事。理由は金がいるから」
一瞬、冗談で返してくれたのかと思いました。でも、いつもの彼と変わらない、淡々とした文体でした。胸の奥がすっと冷えていく感覚がありました。恐る恐る「仕事の方が大事なんだ」と返してみました。間を置かずに、もう一言届きました。
「今の企業の方が君といる時間より長いし」