
「楽してるね」と他人の弁当にコメントした私が、「素敵なお弁当ですね」と返されて鍵アカにした話
あの日、自分でも信じられないコメントを書き込みました。後悔は、送信ボタンを押した直後から始まっていました。
毎朝の罪悪感
お弁当は作っています。ただ、中身はほとんど冷凍食品です。6個入りの唐揚げ、4個入りのミニコロッケ、自然解凍のほうれん草。レンジで温めてお弁当箱に並べるだけ。子どもを保育園に送って出勤するまで、お弁当の準備に使える時間は10分しかありません。
インスタには「#今日のお弁当」の投稿があふれています。彩り豊かで、手の込んだおかずが並んだ写真を見るたびに、どこかで小さな針が刺さるような気持ちになりました。私だってやりたい。でもできない。その苛立ちを、どこにもぶつけられずにいました。
あの一行を打った瞬間
あの日たまたま目に入った投稿は、冷凍食品も手作りも混ざった、ごく普通のお弁当でした。なのに「いいね」がたくさんついていて、「おいしそう!」とコメントが並んでいる。自分の投稿には誰も反応しないのに。
気づけばコメント欄に「冷凍食品多くない? 楽してるね」と打ち込んでいました。送信してすぐ、心臓がどくんと鳴りました。何をやっているんだろう。でも消す勇気もなく、スマホを閉じてそのまま仕事に向かいました。