
「何でもいいよ」ばかりの彼に、盛大なサプライズを用意→「今までごめん」彼が泣き出した理由とは
「今日のご飯、何食べたい?」「何でもいいよ」。「週末どこか行く?」「何でもいいよ」。彼の口癖は、いつも「何でもいいよ」でした。最初は優しさだと思っていたその言葉が、次第に寂しく感じるようになって。そんな彼に、私はあるサプライズを計画しました。その結果、思いもよらない彼の涙を見ることになったのです。
何を聞いても「何でもいいよ」の彼
彼と付き合い始めて二年。穏やかで優しい彼のことが大好きでしたが、一つだけ気になることがありました。何を聞いても「何でもいいよ」「任せるよ」と返ってくることです。
デートの行き先も、晩ご飯のメニューも、映画の選択も、すべて私任せ。最初の頃は「私の好みに合わせてくれているんだな」と嬉しく思っていました。けれど月日が経つにつれ、ふと疑問が湧いてきたのです。彼は本当に私との時間を楽しんでいるのだろうか。私といることに興味がないのではないか——。そんな不安が、少しずつ心の中に広がっていきました。
彼の誕生日に向けて動き出した私
彼の誕生日が近づいてきた頃、私はある決意をしました。今年は、彼の本当に好きなものだけで誕生日をお祝いしよう。そのために、さりげなく彼の好みを探ることにしたのです。
普段の会話の中で「最近気になるお店ある?」「子どもの頃、誕生日に何してもらうのが嬉しかった?」と少しずつ聞いてみました。すると、彼は照れくさそうに「小さい頃、母さんが作ってくれたハンバーグが好きだった」「海を見るのが落ち着く」とぽつぽつ教えてくれたのです。彼にもちゃんと好きなものがある——その発見が、私の計画に確信を与えてくれました。