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お見合いのきっかけとは?
まず、自分の意思でお見合いをするという場合は、世話人を依頼する必要があります。自分のことをよく知っていて信頼できる人、例えば会社の上司、親戚、学生時代の恩師などが適任です。
続いて、両親などの身内と一緒に世話人宅へ挨拶に行きます。そのとき、「釣書」と呼ばれる写真付きの身上書を持参します。
逆に、友人や知り合いから見合いの話がきたら、結婚の意思がある場合は相手の人物像を聞き、良ければ釣書を受け取ります。断るか見合いに進むかの判断は、一週間以内に世話人に伝えます。結婚の意思が全くない場合は、お見合いの話が来た時点で、その旨を伝えましょう。
男女それぞれが釣書を見て、お見合いに進む意思が確認できたら、後日世話人からお見合いの日程や場所などの連絡がきます。
釣書とは?
釣書は、必ず本人が自筆で書いたものを用意します。正式には、履歴書、生活状況書、家族書を用意するのですが、学歴・職歴、家族構成、趣味、特技、健康状態などが分かれば一枚でも構いません。
それらの書類に加え、見合い写真を用意します。改まった見合い写真では、どうしても堅苦しい表情になるので、そのほかに日常のスナップ写真があると、普段の表情を知ってもらうのに有効です。
これらを一つの大きな封筒に入れ、世話人に渡します。
見合い当日の流れ
かつては、見合いというと高級ホテルや料亭などで、一同が正装をして行われていましたが、最近では普段着でファミリーレストランや喫茶店がよく利用されるようです。
見合い会場には、なるべく20~30分前に会場に着き、世話人が一番早く到着しているはずなので、挨拶をします。
自分が相手より先に到着した場合は世話人の指示される席に座り、相手が現れたら席を立って迎えます。
自分が後の場合は、迎えてくれる相手に自分の名前を告げ、「よろしくお願いします」と挨拶して着席します。席は、見合いの当事者二人は向かい合う形で座り、付添人がいる場合はそれぞれ当事者の隣に座ります。
続いて、世話人がそれぞれを紹介します。そして、当事者同士や付添人を含めて趣味や仕事の話などの会話をします。話が途切れても、世話人や付添人が新しい話題を提供したり、会話を繋いでくれるはずです。話が進み、互いに打ち解けてきたら、当事者以外が席を外します。
お見合い後の返事
返事は、直接相手ではなく、世話人にできるだけ早く伝えます。互いに交際を望む場合は、二度目の出会いを世話人がセッティングします。電話などで一報を入れた場合は、なるべく世話人に直接会い、お礼や交際の進捗状況を伝えましょう。
世話人に「後は二人で」と言われるまで、直接二人で次回の約束をするのは控えます。また、交際中は、ときどき経過を世話人に報告しましょう。そして、三ヶ月ほどで最終的な結論を出す必要があります。交際を中止したい場合は、親、もしくは自分で世話人にその旨を報告します。
交際が順調に進み、結婚の意志が固まったら、プロポーズ、両家に挨拶、婚約(結納)、結婚と、通常の恋愛結婚と同様に進めることになります。
お見合いとは…
お見合いは、あくまでも出会いのきっかけに過ぎません。結婚に至るためには、当然お互いの努力が必要です。特に、ほぼ初対面に近い状態から交際が始まるので、より一層相手を思いやりながらデートを繰り返し、絆を深め合っていきましょう。