恋愛をしていると「どうしてこっちを選んでしまったんだろう…」「あの時にもう一つの方を選んでおけば…」と、これまでの選択に後悔することもありますよね。
どうすれば後悔しないで幸せになれる選択ができるのでしょう?
そこでアン・ミカさんの『アン・ミカの幸せの選択力』より「幸せの選び方」についてご紹介します。
1.「今」が「未来」をつくる
「じつは、現在というプレゼントを贈っているのは他ならぬ自分自身です。過去に自分がいろいろな選択をしてきた結果、「現在」があります。
その「現在」は刻一刻と「過去」になっていき、「未来」はどんどん「現在」に近づいてきます。
つまり私たちは、今の一瞬一瞬も、未来の自分にどんどんプレゼントを贈っている。より良い未来を望むなら、今が大事だということですね。」
過去をいつまでも後悔したり、何が起こるかわからない先の心配ばかりをするよりも「今こっちが幸せ」と思う方を選び続けることによって、その先にある未来も幸せなものになるのではないでしょうか?
毎日少しずつでも、自分が幸せだと思うものを選んでいくことで、結果的に小さな幸せが大きな幸せを作ってくれるのかもしれません。
2.自分の影響が及ばないものがあることを覚えておく
「あなたは自分の支配欲に振り回されてはいませんか?「あの人に自分のことをわからせたい」と思うのに、わかってもらえない。
そうなると、傷つくし、腹も立つ。こんな思いで日々を過ごしていたら、ほとほと疲れ果て、幸せとは縁遠くなってしまうような気がします。(中略)
支配欲をなだめるには、人は自分の想い通りには決してならないと自覚することです。」
「相手からどう思われるか」というのは、一見自分でコントロールできそうですが、実は自分の力ではなんともできないことです。
「いい人」に思われたいと思い頑張っても、「いい人」と思ってくれるかどうかは相手の捉え方次第であり、あなたがコントロールすることはできませんよね。
それをわかっていれば、「相手の考えを変えたい」と思うことがなくなるので「自分の捉え方を変えよう」と考えるしかなくなります。
彼との関係に迷った時には、「自分が幸せ」と思える方を選び、うまくいけば相手も幸せになってくれて一石二鳥、くらいに考えておきましょう。
3.独り占めをやめる
「私がよく口にする言葉の一つに、「独り占めは一人ぼっち」があります。これは、お金でも何でも、独り占めしようとする人は、結果的に孤独になるという意味です。
ワクワクを独り占めすることも、同じです。(中略)
みんなが異なる人格を持つ中で、それぞれのワクワクを持ち寄り、自分にふさわしい場でこの世における役割を果たす。それが「一番の幸せ」ではないでしょうか。」
最初から「自分だけキレイになったらいいや」「私だけ目立ちたい」と考えるような独り占め思考を持っている女性は注意!幸せが遠ざかってしまっている可能性があります。
先ほど「自分が幸せ」と思える方を選択するのがいいと書きましたが、「自分が幸せになるために周りを貶める」選択をするのはNGです。
できるのならば周りも一緒に幸せになれる選択をすることで、人とのつながりが出来たり、そうして幸せになった誰かが今度は自分を幸せにしてくれるかも。
結果として、大きな幸せにつながるようです。
4.自分のパターンを知り、自分を大切にする
「幸せの選択とは、その場その場で、自分にとって最善の選択肢を見極めるということ。何が最善かは、その人によって違います。
その意味で、自分を知っておくことがとても重要になってくるのです。自分の長所や短所、心グセ、陥りやすいパターンなどを理解しておいてこそ、最善の選択ができるのだと思います。」
「彼と別れるか別れないか」など、どちらをを選べば幸せになれるのかわからないという時がありますよね。
そんな時でも、自分の考え方や思考の癖を知っていれば「こういう行動をとった時には私はこう考えやすい」と自分の過去を元に未来を考えることができます。
その上で自分が幸せになれるだろうなと思う方を選べば、自分のことを知らないで「こっちの方がいいかな〜」と考えて選んだ時よりも納得して幸せに近づくことができます。
おわりに
人生においても恋愛においても、全ての人に共通して正解と言えるものはありません。
「どうしたら幸せになれるだろう?」と思った時にはこれらのことを思い出して選択する道を決めてみてはいかがでしょう?
参考図書:アン・ミカ『アン・ミカの幸せの選択力』大和書房
(栢原 陽子/ハウコレ)
(島村 遥/モデル)
(柳内 良仁/カメラマン)