
遅刻もお金も「それくらい」で済ませていた私に、友人からの返信が途絶えた日
私はいつも通り、笑って流したつもりでした。
「それくらい」が私の口ぐせでした
学生時代からの友人にはよく、集合時刻に遅れたり、立て替えてもらったお金の返済を後回しにしたりしていました。悪気があったわけではありません。少しくらい待たせても、少しくらい返済が遅れても、長い付き合いなら許してくれるだろうと甘えていたのです。
困った顔をされるたびに、私は笑って「別にそれくらいよくない?」と返していました。友人もいつも笑い返してくれていました。
いつもの返事が、最後の会話になった日
その日も、共通の友人との食事会に30分遅れて着きました。席に座るなり「ごめんごめん」と手を合わせ、遅れるなら連絡してほしいと言われたとき、私は反射的に「別にそれくらいよくない?」と返しました。
他の友人はうつむいていましたが、私は特に気にしませんでした。ところが帰宅後、その友人からメッセージが届いたのです。
「これからは私も、自分の予定は自分で守るね。お金のことも、返せるときで大丈夫。もう催促はしないから」
責める言葉ではありませんでした。だからこそ、既読をつけたあと、私は返信を打ち始めては消し、それを繰り返しました。