
占い師に「相性最悪」と言われた夜、勢いで別れを切り出した私が気づいた、本当に怖かったこと
送信ボタンを押した瞬間、「しまった」と思いました。「ねえ、別れよ」——あの夜彼に送ったその言葉は、本当の意味での別れの宣告ではありませんでした。占い師に「相性最悪」と言われて、ただ不安を持て余したまま指が動いてしまっただけでした。でも翌朝、彼のメッセージ画面を開こうとしたら、アカウントが消えていました。
占いに行った理由
彼との関係に、漠然とした不安を感じ始めていたのは半年ほど前のことです。忙しくなった彼とすれ違う日が増えて、「私たち、このままでいいのかな」という気持ちを誰かに整理してほしくて、友人に誘われるままに占い師のもとへ行きました。
恋愛相談がよく当たると評判の人でした。生年月日を伝えると「この組み合わせ、相性最悪ですよ」と即座に言われました。タロットも引きましたが、並んだカードはどれも不吉なものばかり。頭の中が真っ白になっていきました。
「別れよ」を送ってしまった夜
帰りの電車の中で、気づいたらメッセージを打っていました。「ねえ、別れよ」。送信ボタンを押してから少し後悔しましたが、もう遅かったです。本当は「そんなの関係ないよ」と笑い飛ばしてほしかった。「俺たちは大丈夫」と言ってほしかった。
でも彼の返信は「それだけ?」の4文字でした。試すような送り方をした私に、彼は正面から向き合おうとしてくれたのだと、後になってから思います。あのとき素直に「不安だった」と言えなかった自分が、話をこじらせたのでした。