
「ワーママって正直迷惑ですよね」と陰口をこぼした私→上司に聞かれて、職場での立場が揺らいだ話
彼女の陰口を言い続けながら、私は「正当なことを言っているだけ」と思っていました。でも本当は、認めたくない何かから目をそらしたいだけだったのだと思います。
なぜ彼女は評価されるのか
後輩と話すのが好きで、仕事中よく軽口を言っていました。ある日も、職場で後輩に向かってこう言いました。
「ワーママって正直迷惑ですよね。早く帰りたくてスイスイ帰るくせに、仕事のシワ寄せはこっちなんだけど」。
時短で帰る彼女を見て「楽しそうだな」と思っていたのは本当です。私は比較的長い時間勤務しています。なのに評価されるのは彼女ばかり。その事実がどこか不満を積もらせていたのだと思います。それを素直に認めてしまうと、自分がこれまでの努力を否定するようで怖かったのです。
聞かれていた足音
上司に呼び出されたのは翌日の午前のことでした。小部屋に通され、「昨日の言葉について、聞きたいことがある」と言われたとき、内心ヒヤッとしました。上司はいつもと全く同じ穏やかな口調でしたが、言葉は壁を貫くようでした。
「自分も子どもがいてきつかった時期はあった。でも彼女のことを『迷惑』と思ったことは一度もなかった。あなたは今、彼女の何を見ているの?」。
返す言葉がありませんでした。