
「重いんだよ」と突き放し続けた彼女に去られた夜、メモ帳に並んだ”送れなかった返信”の意味
「お前って重いんだよ」と言い続けた彼女から「もう、いいよ」が届いた瞬間、自分がどれだけ彼女に支えられていたかを思い知りました。
友人の前での自分
彼女のことが好きでした。LINEが来るたびに、本当は嬉しかった。「おはよう」のメッセージを読むと、それだけで朝の気分が少し軽くなる。「今日何してた?」と聞かれれば、本当は嬉しいのに「いちいち聞くなよ」と返してしまう。そんな自分が、どうしても恥ずかしかったのです。
友人たちの中で、彼女に優しい態度を見せることは「ダサい」ことでした。「うちの彼女、マジ重くてさ」と笑い話にすれば、その場が盛り上がる。本当はすぐに返したいLINEを、わざと何時間も放置して「既読つけてやってない」と友人に報告する。そうやって見栄を張る自分が情けないと思いながらも、やめられませんでした。
メモ帳の下書き
彼女には言えなかったけれど、僕のスマホのメモ帳には返信の下書きが何十件も残っていました。「今日もお疲れさま。会いたいな」「おはようって送ってくれるの、実は毎朝楽しみにしてる」「この前のデート楽しかった。また行こう」。
どれも結局送れないまま、メモ帳の中だけが本音で溢れていきました。友人の前で「重い」と言った直後に、トイレでメモ帳を開いて下書きを書いている自分。矛盾した行動をとる自分に気づいていたのに、彼女に対して素直になることがどうしてもできなかったのです。