
父のマンションで始めた同棲生活の解消を切り出したら、なぜか私が「出ていけ」と言われて…
好きな人との暮らしは、きっとうまくいく。そう信じて始めた同棲でした。けれど、日々の小さなすれ違いで、心をすり減らしていくことがあります。
父のマンションで始まった同棲生活
同棲を始めたのは、父が所有するマンションの一室でした。「ここなら家賃もかからないし、ふたりで暮らすにはちょうどいいね」と彼も喜んでくれたのを覚えています。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ソファにダイニングテーブルなどの生活に必要な家電や家具のほとんどは、私がひとり暮らし時代からそろえていたものでした。
彼が持ち込んだのは、衣類と少しの私物だけ。それでも、好きな人と毎日一緒にいられることがうれしくて、細かいことは気にしないようにしていたのです。
すべて押しつけられる家事
暮らし始めてすぐ、あらゆる家事が当たり前のように私の担当になっていきました。「疲れてるから」「明日やるよ」その”明日”が来ることは一度もありません。仕事から帰って夕食を作り、片づけをして、洗濯物をたたむ。ソファでスマホを触っている彼の姿を見るたびに、不満がたまっていきました。
何度話し合いをしてもまとまらない日々。話し合いをするのも疲れてしまったので、私は自分の部屋から一通のLINEを送りました。
「ずっと考えてたんだけど、同棲を解消したい。別れてほしい」
返ってきたのは、思いもよらない一言でした。
「わかった。じゃあ出ていけよ」