
グループLINEで”中心”でいたかった私の末路~気づけば、誰にも頼られなくなっていた~
ママ友グループの中で、私はいつも「頼られる存在」でいたかった。いえ、正確に言えば頼られる存在でなければ不安だったのです。その執着が、自分を壊していくことになるとも知らずに。
「中心にいる私」が心地よかった
マンションに引っ越してきたとき、私はすぐにママたちの輪に入りました。情報収集は得意だったし、イベントの提案も率先してやりました。みんなが「Aさんがいてくれて助かる」と言ってくれるのが、たまらなく嬉しかったのです。
正直に言えば、感謝されることが目的になっていました。子どもたちのためではなく、「私がいないと回らない」という状況そのものに酔っていたのです。グループLINEでも、いつも最初に発言するのは私。誰よりも早く意見を出すことで、自然と議論の方向を自分の思い通りにコントロールできる。それが私の居場所の作り方でした。
本音は「みんなに合わせたかっただけ」
夏祭りの出し物の話が出たとき、私は迷わず「ヨーヨー釣り」を推しました。「私は絶対にヨーヨー釣りがいいと思う!子どもたちも喜ぶし!」でも本当は、強いこだわりなんてなかったのです。ただ、最初に意見を言う人=リーダーという構図を維持したかっただけ。
だから、別のママが「スーパーボールすくいもいいかも」と言った瞬間、私の中で焦りが生まれました。もしそっちのほうが支持されたら、私の提案は却下されることになる。それが怖かったのです。だから私は、すぐに乗り換えました。「やっぱりスーパーボールのほうが片付けも楽だよね!最初からそう思ってた」自分が”間違った側”にいることが、どうしても耐えられなかったというのもあります。
多数派の意見に乗っかって、あたかも最初からそう考えていたかのように振る舞う。それが私の処世術でした。