
トイレにまでスマホを持っていく彼氏→テーブルに置かれていたスマホの画面ですべてが確信に変わった話
「疑いたくない」という気持ちほど、人の目を曇らせてしまうものはないのかもしれません。毎日のように一緒に過ごし、同じ空間で暮らしているからこそ、相手を信じることは当たり前になっていきます。
どこへ行くにも手放さないスマホ
彼が家の中でもスマホを常に持ち歩くようになったのは、半年ほど前からでした。
リビングからキッチンへ移動するときも、入浴するときも、そしてトイレに行くときでさえ。以前はテーブルに置きっぱなしだったのに。
「仕事で大事な連絡があるから」 そう言う彼の言葉を、私は信じようとしていました。
けれど、夜中にふと目を覚ますと、布団の中でスマホの画面を見つめている彼の姿を何度か目にしました。声をかけると、慌てて画面を消す彼。その様子を見るたび、胸の奥がざわざわと落ち着かなくなったのを覚えています。
それでも私は、「きっと気のせいだ」と自分に言い聞かせていました。疑うことで、関係が壊れてしまうのが怖かったのかもしれません。
置き忘れられた画面に映っていたもの
ある休日の朝、置きっぱなしになっていた彼のスマホがふっと光っているのが目に入ったのです。
珍しいと思いながら表示された通知を見ると、女性の名前とハートマークがついたメッセージ。
見てはいけないと思いながらも、指は勝手に動いていました。ロックのかかっていない画面をスワイプすると、そこには親しげなやり取りがいくつも並んでいたのです。
「今度いつにする?」「早く会いたい♡」
そんな言葉の数々を目にして、頭が真っ白になりました。「ああ、やっぱりそうだったんだ」という静かな確信だけが、胸に広がっていったのです。