
「でもさ」が口癖の彼氏→私の意見に一度も賛成しなかった2年間。同じことを返し続けた
私が何か言うと、彼は必ず「でもさ」と返す。映画の感想も、今日の出来事も、将来の夢も。全部否定から入る。2年間、一度も「それいいね」と言われたことがない。私の言葉に価値はないのだと思うようになっていた。
何を言っても「でもさ」で返される日々
彼と付き合い始めたのは、私が社会人2年目の春でした。穏やかで聞き上手な印象だった彼。けれど、付き合いが深まるにつれて、ある口癖が気になるようになったのです。
「今度の休み、あの映画観に行かない?」と提案すると、「でもさ、評判そんなに良くないらしいよ」。「新しくできたカフェ行ってみたいな」と言えば、「でもさ、混んでるんじゃない?」。私が何か意見を言うたびに、必ず「でもさ」から始まる言葉が返ってきました。
最初のうちは「慎重な人なんだな」と思っていました。でも気づけば、私の提案や意見が採用されたことは一度もなく。彼の「でもさ」の後に続く代替案に、いつも従う形になっていたのです。
私の言葉には価値がないの?
2年が経ったある日、ふと気づいてしまいました。この2年間、彼が私の意見に「いいね」と賛成してくれたことが一度もない、という事実に。
仕事の相談をしても「でもさ、それって考えすぎじゃない?」。将来の話をしても「でもさ、まだ早いでしょ」。気づけば私は、自分の考えを口にすること自体に躊躇するようになっていました。「どうせ否定される」という気持ちが、いつの間にか心に根を張っていたのです。
友人にそのことを話すと、「それって対等な関係なの?」と静かに問いかけられました。その言葉で初めて、自分がどれだけ小さくなっていたか気がついたのです。