
「あんたの推しのどこがいいの?」人の推しを貶す女→ある人の一言で、二度と貶さなくなった話
誰かの「好き」を否定されたとき、心にチクリと刺さるような痛みを感じたことはありませんか。今回は、人の推しを貶す同僚と、その状況を静かに変えたある女性の一言についてお話しします。
いつも推しを否定するAさん
私の職場には、Aさんという同僚がいます。彼女には少し困った癖があり、誰かが好きなアイドルや俳優の話をすると、決まって「え、その人のどこがいいの?」「私はあの顔、好きじゃないな」と口を挟んでくるのです。
私自身も、ある日お気に入りの俳優の話をしたとき、「あの人って演技下手じゃない?」と言われたことがありました。別に同意を求めていたわけではなく、ただ好きなものの話をしていただけ。それなのに否定されると、なんとも言えない悲しさが残ります。
それだけでなく、話もしていないのに「あの俳優の良さ分からないんだよね」と脈絡もなく行ってくる始末。周囲の同僚たちも同じように感じていたようですが、わざわざ言い返すほどでもないと、皆黙ってやり過ごしていました。
異動してきたBさん
ある日、別の部署からBさんという女性が異動してきました。明るく穏やかな人柄で、すぐに職場に馴染んでいった彼女。昼休みには、自分の推しについて楽しそうに話す姿がありました。
そんなBさんの話を聞いていたAさんが、いつものように口を開きます。「へえ、その人のどこがいいの?顔も普通だし、私は全然タイプじゃないな」。周囲には「またか」という空気が漂い、私は内心Bさんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
Bさんは一瞬キョトンとした表情を浮かべ、Aさんの顔を見つめました。