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    【男だからこそ言える】愛されまくる彼女がひっそりやってる「究極の癒し術」とは?

    2022-11-28

    彼にとってのかけがえのない存在でありたい。

    世間一般の癒し術は「表面的な」癒しに過ぎない

    世間一般的に推奨されている癒し術の多くは、「疲れている男性を笑顔で迎えてあげよう」といったような、女性の包容力を訴求するようなものです。
    他にも、身体をマッサージしてあげるとか、毒吐きのための愚痴に付き合ってあげるだとか、色々癒してあげる方法はいっぱいありますが、それらは「女性もされたら嬉しいこと」ですよね?
    つまり、自分がされたら嬉しいことをやってあげる、そこに収束されるわけです。
    もちろんそれは間違っていません。男性が彼女に求めているものが「ソレ」であることは明白ですし、「ソレ」に幸せを感じる男性も数多くいます。
    しかし、それらはもうすでに情報が出尽くしていて、ハッキリいえば「もうみんなやってること」になってきてしまっており、陳腐化しているといえます。
    世間一般的に紹介されている癒し術では、表面的な癒ししか与えられていません。実は、彼本人も気づいていない、無意識下で求めている「本当の癒し」が存在するのです。

    筆者が本物の安心感に出会ったとき

    僕がこのことに気づいたのは、まさにその「裏の癒し」を体感する自分の体験があったからです。
    つい最近まで僕は、とある夢を追いかけていたのですが、それを「諦める」という決断をしました。
    その夢は、僕が大学を卒業してからの7年間追い求め続けてきたことであり、それを「諦める」ということは、過去の7年間を全て否定することと同じくらい辛いことでした。
    でも、本当に自分自身と向き合ってみた時に、それが「心から求めていること」ではなくなっていたことに気づいたのです。
    そして、そのことを気付かさせてくれたのが、他でもない僕の妻でした。
    僕の妻は、僕が僕の家族にも、恩師にも、そして自分自身にも打ち明けられなかった心の奥底にあった叫びを引っ張り出したのです。
    気づいたら僕は彼女の膝の上で10分以上もの間、泣き続けていました。非常に苦しく、辛い10分間でしたが、それと同時にものすごい安心感に包まれていたのです。

    男性は「強くあれ」と脅されて育ってきた

    エヴァンゲリヲンの主人公である碇シンジの名言に「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!」というセリフがありますが、世の中の男性は多かれ少なかれ、この呪文を無意識的に自分にかけて生きています。
    これまでの僕もまさにその典型で「これまで頑張ってきたことをここで諦めたら全てが無駄になるぞ」と自分で自分に「逃げちゃダメだ」と言い続けていたんです。
    女の子が「お姫様」に憧れるように、男性は小さい頃にほとんどの人が「ヒーロー」に憧れます。その時に「強い男としての理想」を植え付けられます。
    また親に「男の子なんだからしっかりしなさい」と言われ、学校や職場では「男なら泣くな」と言われながら育ちます。
    こうして多くの男性が「強くあること」を求められて育ってきたがゆえに、それに一生懸命応えようと「弱い自分であってはならない」プログラムが自動的に働いてしまうのです。

    愛しの女性にして欲しいことは「箱」を壊すこと

    ヒューストン大学の教授であり、「恥」の研究の第一人者でもあるブレネー・ブラウン氏は、その著書の中でこのようにして男性に植え付けれた「強くあること」の強制的な概念を「箱」に例えて解説しています。
    イメージはこんな感じです。
    小さい頃は「男の子なんだから」と言われても、その「箱」の中に入れられても窮屈さを感じず、「男らしさの箱」に入れられたことに気づきません。
    しかし、身体が大きくなるにつれて、気づいたらその箱の中で身動きが取れなくなってしまい、その箱の中でうずくまるように自分の弱さを押し殺すようになってしまうのです。
    女性の多くが心の底で「可愛くなくなること」を恐れているように、男性もまた「弱くなること」を心の奥底で恐れているのです。そしてその事に本人は気づいていないのです。
    僕は、妻にその箱を壊してもらいました。つまり、弱くてもいい、ダサくて惨めでもいい、ということを気づかせてもらったのです。
    この実体験を経てわかったこと、そして色々な文献を読んで知ったこと、それは男性は「強くなんかなくたっていいんだよ」と言ってくれることを渇望している、ということです。

    あなたができること、それは「強さ」を求めないこと

    では具体的に妻が僕に何をしたかというと、何か特別なことをしたわけではないんです。
    しかし振り返ってみると、妻は僕と知り合ってからただの一回も僕に「男らしさ」を求めたことがありませんでした。
    もし、一度でも彼女が僕に「男なんだからしっかりしてよ」的なニュアンスの発言をしていたら、僕は彼女の前で「男らしさの箱」から出る勇気を持てなかったかもしれません。
    あなたは過去に彼に無意識に「もう、男なんだからしっかりしてよ」って思ってしまったこと、あるいはそのまま言葉にしてしまったことがなかったでしょうか。その何気ない一言が、彼を箱の中に閉じ込めてしまうのです。
    あなたができること、それは彼を「男らしさの箱」から出してあげること。その時彼は気づきます、「世の中に、こんなに安心できる場所があったのか!」と。
    それが、彼の心の底で本当に求めている「本当の癒し」の正体なのです。(川口美樹/ライター)

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