「愛されるには、愛せよ。-あかり」
1.匂いを嗅ぐ
「馬鹿みたいな話だけど、彼女が俺の汗かいたTシャツの匂いとかを嗅ぎたがるのは、ぶっちゃけ嫌な気持ちしない」(金融/25才)
「なんとなくわかるかも」と共感してくれる人もいるんじゃないでしょうか。
超仲良し夫婦のエピソードとかでも、「夫婦同士相手のおならをかいでる」「旦那の足の臭いをかいでしまう」「実はお互いの体臭や頭皮の臭いが好き」とか、聞いてる方が「キャー!」となっちゃうような(ただし、面白いとは思うけど、そこまで聞いていて不快とは思ってない)話がたくさんあります。
理由はあまりはっきりとはわかりませんが、こういうのってたしかに、「理屈抜きで愛してる」感じが出ますよね。「フェチ」とかそういうのじゃなくて、なんというか、「男の人の汗の臭いなんて嫌いだけど、彼氏のだけは好き」みたいなね。
「おならをできるようになってからが一人前のカップル」みたいなのも、こういうところからきている考えなのかもしれません。
もちろん、「彼の『汚いもの』を無理してでも愛せ!」という意味じゃありません。ただ、きっとあなたにも、彼の「汚いもの」で意外と嫌いじゃないものがあるはず(「いやーやめてー!」とか言いつつ、ひそかに嗅いだり見たりしちゃっているものがあるはず)。
なので、そういうのがあったら、隠れてこっそり楽しむんじゃなくて、堂々と伝えていけば、彼も(恥ずかしがるとは思うけど)きっと喜ぶよという話です。
2.「かっこ悪い」を「好き」と言ってくれる
「人が『好き』というのを私も『好き』というのが恋。人が『嫌い』というのを私は『好き』というのが愛。」
要するに言いたいのは、こういうことです。
イケメンだったり、優しかったりする彼。そんな素敵な彼をほめてあげるのももちろん大切なことですね。
だけど、彼のかっこ悪い面だったり、コンプレックスだったりを目の当たりにしたとき。彼が彼女から「好きだよ」と言ってほしいのは、本当はこういう部分なんじゃないでしょうか。
この気持ちこそが、「あなたが他の人と比べて優れているから好きなんじゃない。ただ単に、あなただから好きなんだよ」という気持ちを表してくれると思うんです。
彼女としても、彼が付き合っていくうちに自分に対して弱みや未熟な部分を見せてくれると、少しずつ信頼されてきたんだなぁと嬉しくなることがあるはずですが、そういうときこそ、「好きだよ」と伝えてあげるべきなのかもしれませんね。
おわりに
不思議なもので、両想いの関係にさえ一度なってしまえば、こちらが愛せば愛すほど、面白いように相手からも強い気持ちがバウンドして返ってきます。
反対に、相手の心が離れてしまう瞬間というのは、こちらが一度心を離してしまった時期に続いて起こってくるものです。
単に「好き」と伝えたり、キスをしたりといった愛情表現もいいけれど、たまにはこういう”ディープ”なのもいかがでしょうか。(遣水あかり/ライター)